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タイヤの開発で、ウェットタイヤのグリップをよくすることは非常に重要です。なぜならば、ドライタイヤ以上にウェットタイヤのほうが、ラップタイムの差がつきやすく、レースに勝つ鍵になるからです。コンペディジョンをしている場合、開発の方向性を誤ると、他社対比2.3秒も遅くなってしまいます。それは、ポールポジションを獲れるか、グリッドの後ろのほうになってしまうかぐらいの大きな差です。1年を通してF1のレースを見た場合、雨の中でのレースは、もちろんその年の天候にもよりますが、平均すると、全体のレースの3分の1か、4分の1です。

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つまり、ウェットタイヤの新しい技術開発を進めていないと、3分の1か4分の1の雨のレースは負けることになるわけです。逆にいうと、ウェットタイヤの開発をしっかりやっていれば、レースの3分の1か4分の1は必ず勝てるという言い方もできます。F1は、基本的には晴天を狙ってレース開催場所のスケジュールを組んでいます。ただ、マレーシアGPがスコールの降りやすい時間帯に重なっているのは、ヨーロッパとの放映時間との兼ね合いで、その時間に開催せざるをえないという状況があるからです。決してスコールを望んでいるわけではありません。ただ雨が降ると、喜ぶファンの方もいます。

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