中古マンション物件の見極め方

建物の欠陥をめぐる問題がもっとも顕著であった。住戸内の結露、バルコニーの崩落、外壁からの漏水、住戸内換気・排水の不備などがあちらこちらの中古マンションで発生している。これらの背景には、中古マンションが都市周辺の新しい住居形式として普及していく一方で、分譲主体のコンクリート建造物に対する経験の蓄積のなさと、本来、コンクリートの建物に欠陥があろうはずがないという購入者側の幻想が一体になった時代状況があったといえる。この間に中古マンションに対する不信感を抱いた居住者たちは連絡をとり合い、管理組合の連絡組織を結成する。そのもっとも早い例として、日本住宅公団から分譲を受けた一四団地管理組合が集まって、「分譲住宅管理組合連絡協議会(現日住協)」を昭和四四(一九六九)年に発足させている。少し遅れて昭和五六(一九八一)年以降になると、関西、中部、北海道など各地で連絡組織が設立され、今日では全国各地、さらには首都圏、関西圏では地区ごとにみられる。中古マンション問題を居住者側から捉え直す大きな力となる先駆けがこの時代に用意されたのである。

[参考]
中古マンションのオークラヤ住宅オフィシャルサイト
http://www.ohkuraya.co.jp/

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