外貨預金の重要なポイントは、どの外貨で預金するかということです。円との関係(為替レート)は、通貨ごとで違います。米ドルやスペイン・ペセタなどがマイナスの利回りになっていても、スイス・フランやドイツ・マルクはプラスになっていることもあります。外貨預金の魅力は、何といっても為替差益と金利の高さですが、かなり金利が高くても、その通貨の為替相場が大きく円高になると実質年利回りはマイナスになって、逆に損をしてしまいます。
外貨預金のじぶん銀行公式サイト
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/
ですから「ニュージーランドドルの一ヵ月もの定期預金の金利は、最高の八%台だ」と喜んで外貨出金しても、ぬか喜びに終わることもままあるので、注意が必要です。為替変動によって差益や差損が出るので、過去三ヵ月でみるとプラスでも、過去六ヵ月でみるとマイナスになっているような通貨もあります。ですからどの通貨で預金するかは、過去三ヵ月、六ヵ月、一年の動きはどうなっているか、これから動きそうかを、よく吟味して選ばなければなりません。もう一つ大切なのは、円を外貨に替えるときのTTSと、外貨を円に替えるときのTTBの差です。TTS、TTBの差、つまり為替の交換コストは、通貨によって違うので、その点も考慮に入れて選ばなければなりません。TTSとTTBの差は、米ドルは二円程度ですが、その他の通貨はそれぞれ異なります。また、後の項で説明するように、同じ通貨でも銀行によって交換コストは違うので、どの銀行を利用するかということも合わせて検討したほうがよいでしょう。数パーセントの円安で外貨を円に戻すような場合には、交換レートの差が大いに問題になります。TTSとTTBの差のために、為替変動が全くなくても、実質利回りがマイナスになってしまう場合もあります。ですから、為替が勣かない場合に利回りが大きくマイナスになるような通貨については、二円程度の円安が見込めるようなものに限定したほうが無難です。