オーストラリアドルに関する見通しワンポイントアドバイス

アジア諸国の外貨準備に占める円の比率はまちまちです。タイは九三年に数%だった比率の引き上げに動いています。インドネシアでは円の比率を現行の三五%から四〇%近くまで引き上げる計画です。台湾は円の比率を明らかにしていませんが、ドル比率を五七%まで落としており、マルク、円への分散が進んでいます。中国でも円やマルクの比率引き上げが始動、九五年春には中国銀行が市場でドルを売って円を買う動きに出ています。アジア全体の外貨準備に占める円の比率がどのくらいかは正確にはわかりませんが、途上国全体では九三年で九・五%とマルクの比率一一・四%に迫っており、これにはアジア諸国がかなり寄与している模様です。ただ先進国では外貨準備に占めるドルの比率低下は著しいのですが、その穴をマルクが埋めているのが現状です。九三年で円の比率が八・七%なのに対し、マルクの比率は一九・七%と、大きく水を開けられています。この結果、全世界で見た通貨当局の九三年の保有外貨の通貨別比率は米国の六一%、マルクの一六%に対し円は九%にとどまっています。

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